初心者でもわかりやすい金融用語集

監査意見

監査意見とは、公認会計士または 監査法人 監査法人監査法人とは、企業や組織の財務諸表が適正に作成されているかどうかを独立した立場から検証する専門機関のことです。監査法人は、会計士や税理士などの専門家が集まって構成されており、企業の財務情報が正確で信頼... が企業の 財務諸表 財務諸表財務諸表とは、企業の財政状態、経営成績、キャッシュフローなどのファンダメンタルズを示す公式な文書のことです。これらの報告書は、投資家、債権者、その他の利害関係者が企業の経済的健全性を評価するために使用... を監査した結果として表明する意見のことです。これは、財務諸表が一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成されているかどうかについての専門家の判断を示すものです。監査意見には主に、無限定適正意見、限定付適正意見、不適正意見、意見不表明の4種類があります。

無限定適正意見は財務諸表に重要な虚偽表示がないと判断される場合に、限定付適正意見は一部に問題があるが全体としては適正と判断される場合に表明されます。不適正意見は財務諸表に重要な虚偽表示があり全体として適正でないと判断される場合に、意見不表明は十分かつ適切な監査証拠が得られず意見表明の基礎を得られない場合に表明されます。

投資家や債権者にとって、監査意見は企業の財務情報の信頼性を判断する上で重要な指標となります。ただし、監査意見は絶対的な保証を提供するものではなく、合理的な保証を提供するものであることに注意が必要です。