先月中旬に終わった3月期決算企業の第3四半期決算では、業績予想を上方修正する企業や下方修正する企業もみられましたが、最も多かったのが業績予想を据え置いた企業でした。そして期初から業績予想を一切変更していないところも多くあり、こうした企業のなかには業績予想が保守的で業績が上振れて着地する傾向がみられる企業もあります。
そこで今回は今期の業績予想を期初から変更していない企業を対象に、前期までの過去5年間の期初予想と通期実績を比較して、過去5年間全てで実績が期初予想を上回っているものをTOPIX500採用の3月期決算なかからピックアップしてみました。そのなかには日本M&Aセンター(2127)やトヨタ(7203)、KDDI(9433) などのように第3四半期の通期予想に対する進捗率が8割を超えているものもみられます。