NYダウ: 25583.75  ▼45.16 (8/8)
NASDAQ: 7888.33  △4.66 (8/8)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場はトランプ米政権が23日から160億ドル相当の中国製品に追加関税を課すと発表したことで米中貿易摩擦への警戒感が相場の重石となるなか小幅に高安まちまちとなりました。13ドル安でスタートしたダウ平均はしばらくして71ドル安まで売られましたが、その後徐々に下げ幅を縮めると取引終盤には前日終値近辺まで持ち直す場面もありました。しかし、上値は重く引けにかけて下げ幅をやや広げたダウ平均は結局45ドル安の25,583ドルと4日ぶりの反落となっています。またS&P500株価指数も0.7ポイント安の2,857ポイントと5日ぶりに反落となりました、一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指は4ポイント高の7,888ポイントと7日続伸となっています。

2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち生活必需品やエネルギー、公益事業など6業種が下げました。一方で情報技術や金融、ヘルスケアなどの5業種が上げています。

4.個別銘柄動向
決算で売上高と1株利益がともに市場予想を下回ったウォルト・ディズニー(DIS)が2%以上下げダウ平均構成銘柄で下落率トップとなりました。また、米中貿易摩擦が警戒されるなかキャタピラー(CAT)も2%近く下げています。さらに写真共有アプリ「スナップチャット」を展開するスナップ(SNAP)が決算で1日当たりのユーザー数が予想以上に減少したことがわかり7%近い下げとなっています。一方で決算が市場予想を上回ったドラッグストア大手のCVSヘルス(CVS)が4%を超える上昇となったほか、高級服飾のマイケル・コース(KORS)も決算が市場予想を上回り通期の利益予想を引き上げたことで6%を上回る上昇となりました。

5.為替・金利等
長期金利は0.01%低い2.96%となりました。ドル円は110円90銭台で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日本市場は米国市場でダウ平均が下落となったことやドル円がやや円高となるなど買い材料に乏しいことから軟調なスタートが予想されます。ワシントンで9日に開催される日米貿易協議(FFR)を控え様子見となりやすいなか日経平均が5日移動平均線(昨日時点で22,570円)などを支えに下げ渋るかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)