NYダウ: 24768.93  △62.52 (5/16)
NASDAQ: 7398.30  △46.67 (5/16)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は百貨店大手のメーシーズ(M)の好決算を受けて小売り株を中心に買いが入り反発しました。午前中は前日終値を挟んで小幅に揉み合う展開となったダウ平均ですが、午後に入り買いが優勢になると一時は94ドル高まで買われる場面もみられました。結局ダウ平均は62ドル高の24,768ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も46ポイント高の7,398ポイントとなっています。

2.経済指標等
4月の米鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇し市場予想を上回りました。一方で設備稼働率は78.0%となり市場予想を下回っています。また、4月の米住宅着工件数も年率換算で前月比3.7%減の128万7000戸となり市場予想を下回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち素材や一般消費財・サービス、生活必需品などの9業種が上げ、素材は1%を超える上昇となりました。一方で公益事業と不動産が下げています。

4.個別銘柄動向
決算が市場予想を上回る増収増益となったメーシーズが急伸し11%近く上げました。また、メーシーズの好決算を受けてナイキ(NKE)が2%を超える上昇となり上場来高値を更新しダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなったほか、ウォルマート・ストアーズ(WMT)や百貨店のノードストローム(JWN)も2%前後の上昇となっています。さらに著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が保有を増やしたイスラエルの後発医薬品大手のテバ・ファーマシューティカルズ・インダストリーズ(TEVA)が3%近く上げています。半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も投資判断の引き上げを好感して3%近く上げています。一方で投資判断と目標株価の引き下げを受けてスリーエム(MMM)が1%余り下げダウ平均構成銘柄で下落率トップとなっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.02%高い3.09%となりました。ドル円は110円台前半で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。引き続き短期的な過熱感が意識されるなかで日経平均が昨日の下げを取り戻すような展開となるかがポイントになりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)