1.概況
本日の日経平均は12円高の2万1847円と小幅に上昇しました。一方でTOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数などその他の主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場でダウ平均は上昇しましたがドル円はやや円高に振れるなど強弱材料が入り混じるなか、日経平均は33円安と小安く寄り付きました。日経平均は寄り付き後にプラスに転じて54円高と1日の高値をつけましたが上値追いとはならず再びマイナス圏に沈むと10時半過ぎに63円安と1日の安値をつけました。その後持ち直し前場を1円高と横ばいで終えた日経平均は後場に入ると昨日の終値を挟んだ非常に狭い値幅でもみ合いとなりました。日経平均は結局12円高と小幅に上昇して取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆1246億円でした。東証33業種は石油石炭製品、鉱業、食料品、小売業、空運業、精密機器の6業種のみ上昇しました。一方で繊維製品や証券商品先物、鉄鋼など27業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップは連日マネックスグループ(8698)で一時は7%安近くまで下落しましたが、終値は0.7%高と小幅に上昇しました。ファーストリテイリング(9983)やルネサス(6723)、ファナック(6954)も上昇しました。一方で任天堂(7974)、三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、トヨタ自動車(7203)、小野薬品工業(4528)が下落しました。材料が出たところでは、ドラッグストアのスギホールディングス(7649)が2.1%高としっかりでした。自社株買いを発表したことが好感されました。また、食品スーパーなどを展開するOlympicグループ(8289)も3%近く上昇しました。前期は大幅な営業減益で着地しましたが、今期はV字回復を見込んでいることが好感されたようです。一方で決算が冴えず昨日ストップ安となったGunosy(6047)が本日も13%近い大幅安となりました。大手証券が投資判断と目標株価を引き下げたことが嫌気されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日本市場は材料難のなか主要指数が高安まちまちでした。明日以降もやや材料難と言えそうですが、本日から明日にかけて行われる予定の安倍総理とトランプ大統領の首脳会談実施を受けどのような発表が行われるかが注目材料と言えそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)