NYダウ: 22841.01  ▼31.88 (10/12)
NASDAQ: 6591.51  ▼12.04 (10/12)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は利益確定の売りが出て小幅反落となりました。下落して始まったダウ平均は40ドル安余りまで下げると切り返し昼前にプラスに転じ12ドル高近くまで買われましたが、買いが続かず上値が伸び悩むとまもなくして下げに転じ引け間際には50ドル安余りまで売られました。引けにかけてやや持ち直したダウ平均ですが結局31ドル安の22,841ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も12ポイント安の6,591ポイントとなっています。

2.経済指標等
9月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.6%上昇し市場予想と一致しました。また、先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比1万5000件減の24万3000件となり市場予想を上回る改善となっています。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産や資本財・サービス、公益事業などの6業種が上げました。一方で電気通信サービスや金融、一般消費財・サービスなどの5業種が下げ、電気通信サービスは3%を超える下落となっています。

4.個別銘柄動向
投資判断と目標株価の引き下げを嫌気してウォルト・ディズニー(DIS)が1%を超える下落となり、ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなりました。また、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)やゴールドマン・サックス(GS)も1%を上回る下落となり、ウォルト・ディズニーとユナイテッドヘルス・グループ、ゴールドマン・サックスの3銘柄でダウ平均を45ドル程度押し下げています。一方でキャタピラー(CAT)が1%余り上げたほか、マイクロソフト(MSFT)とユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)も1%近く上げています。ダウ平均構成銘柄以外では、2017年12月期通期の業績見通しを据え置いたAT&T(T)が大幅安となっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.04%低い2.31%となりました。ドル円は112円台前半で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
外部環境に大きな動きがみられなかったことから本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。東証1部の騰落レシオが140%近くまで上昇し短期的な過熱感も意識されるなか本日も日経平均が堅調さを維持し、節目の21,000円を試すような展開となるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)