1.概況
本日の日経平均は38円高の1万9396円と小幅に上昇しました。TOPIXやJPX日経400も上昇しましたが新興市場のマザーズ指数は1.5%安と反落しました。昨日の米国市場でダウ平均が54ドル高と反発したほか、ドル円が109円台まで円安に戻したことを受け日経平均は75円高の1万9433円と反発して寄り付きました。日経平均は一時上げ幅を120円超まで広げましたが9月9日の北朝鮮の建国記念日にさらなる軍事的挑発行為が行われることへの警戒感からか、上値は重くその後は徐々に上げ幅を縮めました。前場を72円高で終えた日経平均は後場に入るとさらに上げ幅を縮めました。一時は7円高と上げ幅を一桁まで縮める場面がありましたが、なんとかプラス圏で踏みとどまると結局小幅高で取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆448億円となりました。東証33業種は28業種が上昇、5業種が下げました。パルプ・紙、機械、金属製品、ゴム製品、輸送用機器、倉庫運輸関連の6業種が1%を超える上昇となりました。一方で保険業、海運業、情報・通信業、その他製品、不動産業が下げました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。任天堂(7974)、ソフトバンクグループ(9984)、三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)などが下げた一方で、トヨタ自動車(7203)、リクルートホールディングス(6098)、安永(7271)、日産自動車(7201)、コマツ(6301)は上昇しました。安永は電気自動車関連銘柄として昨日に続いて大きく上昇しています。その他材料が出たところでは、居酒屋の鳥貴族(3193)が5%超の大幅安となりました。8月の既存店売上高が前年割れとなり、成長鈍化が懸念されました。一方で日本マクドナルドホールディングス(2702)は1.6%高としっかりでした。8月の既存店売上高が14.5%増と好調が持続していることが好感されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は小幅に反発しほぼ200日移動平均上に位置しています。明日、明後日と北朝鮮の建国記念日を前に警戒感が強まりやすいとみられるなか、200日移動平均線を大きく割り込まずに推移できるか注目されます。また、本日は欧州中央銀行(ECB)の政策理事会が開催されます。金融政策は据え置かれるとみられますが、金融緩和の縮小(テーパリング)について今後の計画が示されるかどうかが注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)