NYダウ: 20656.58  ▼4.72 (3/23)
NASDAQ: 5817.69  ▼3.95 (3/23)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場はオバマケア(医療保険制度改革法)代替法案の採決が見送られたことで小幅に下落しました。下げて始まったダウ平均ですがしばらくして上昇に転じると昼過ぎには100ドル高近くまで買われました。その後上げ幅を縮めたもののプラス圏で堅調に推移したダウ平均ですが、オバマケア代替法案の採決が見送られたと伝わると下落に転じました。結局ダウ平均は4ドル安の20,656ドルと6日続落で取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も3ポイント安の5,817ポイントと反落となっています。

2.経済指標等
2月の米新築住宅販売件数は年率換算で前月比6.1%増の59万2000戸となり市場予想を上回りました。一方で先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比1万5000件増の25万8000件となり市場予想を上回って悪化しました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうちヘルスケアやエネルギー、情報技術などの7業種が下げました。一方で不動産、素材などの4業種が上げています。

4.個別銘柄動向
決算が嫌気され前日に大幅安となったナイキ(NKE)が反発し2%を超える上昇となり、ダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなりました。また、デュポン(DD)も1%を上回る上昇となっています。一方でオバマケア代替法案を巡る不透明感から医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が1%安となり、ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなっています。ダウ平均構成銘柄では、決算が市場予想を上回った5ドルショップを展開するファイブ・ビロー(FIVE)が急伸しています。コンサルティングのアクセンチュア(ACN)は決算が大幅減益となったうえ、通期の利益見通しを引き下げたことで大幅安となっています

5.為替・金利等
長期金利は0.02%高い2.42%となりました。ドル円はさらに円高が進み111円近辺で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
ドル円が円高に振れていることから本日の日本市場は軟調なスタートが予想されます。本日もドル円の動向に神経質な展開となりそうですが、こうしたなか日経平均が節目の19,000円を本日も維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)