サンプラザ中野だー!
3rdLOVEとも書く。ニッポンの恋を問い、少子化を解決するかもしれない概念だ。興味有りの人はmyspaceへGO!まだ始まったばかりだけどね。
さて東京マラソンである。今度の日曜日である。俺も走るのである。10キロコースだけど。約3万人が走るという大マラソン大会。日本では初の試みだ。那覇マラソンは2万人くらいだったかな?これもでかいけどね。実は巨大都市で制限時間7時間のマラソンは日本初なのだ。ちなみに10キロは100分。大都市の交通を日曜日とはいえ7時間止めることが今までできなかった。
しかし世界の大都市ではできていた。関係各位がやっとマラソンの効用に目を向けることができたということだろう。マラソン大会は冬にやるのが世界の常識である。寒いから走りやすい?違うのだ。実は「客足が減るから」なのだ。冬は一番観光客が来ない時期だ。そこで街中を走れる都市マラソン。これに数万人の選手が参加する。同伴者がついてくる。応援者も集まる。遠来の者は宿泊施設を利用する。飲食店を利用する。おみやげを買う。ついでに観光もする。千客万来なのである。ニューヨークもボストンもパリもロンドンもやっていた。東京はついに重い腰を上げたのだね。
東京でもマラソンは毎年あった。でもそれは「試合」だった。優秀な選手達だけが競い合うために東京を走った。交通機関に与える影響は、せいぜい4時間。マラソン好きの市民はただ応援していただけ。ところが今回の制限時間は7時間。つまり、ほとんどの市民に完走のチャンスがある。だってヒトは普通に歩いて時速4キロ。ちょっと早歩きをすれば時速6キロ。ほら7時間で42キロだ。完走だ。
つまり「マラソンの民主化」の意味合いもあるのだ。この第一回東京マラソンには。日本人はマラソン好きだ。実際オリンピックでも強い種目の一つだ。なのに走ることは一般的ではない。ハードルが高い。それは常に「競争の手段としての走り」を教え込まれてきたからだろう。遅い人は恥ずかしいのだ。走ることが。俺もそうだった。俺は幼児の頃「右半身麻痺」を患った。だから苦手なのだ運動は。でも競争ではない走りというのはとても楽しいと知った。自分のペースで走る。嫌になったらすぐ辞める。それで良いのだ。
一度だけ42.195キロを完走したことがある。7時間36分かかった。そのときゴールで迎えてくれた有森裕子さんが言った。「中野さん凄いです」「普通、人間は7時間半も身体を動かし続けられませんよ」と。ありがとうございました。その有森さんが走る最後のマラソンでもある第一回東京マラソン。楽しんで来ますよ。