サンプラザ中野だー!

 いや、俺のポートフォリオの事だ。先週「追証発生で、またもやマイナス生活へ」と書いた。が、冷静に確認したら、ほぼプラマイゼロだった。あー、良かった。ってことで、また前向きに取り組んでいるのだ。

 オリンピックが終わった。荒川静香選手の演技は本 当に素晴らしかった。流れに乗っていた。しかし冷静であった。でも情熱的でもあった。良いものを観た。去年の暮れに東伏見アリーナで生で観た時から、俺はメダルを確信していた。浅田真央選手も観た。素晴らしかった。彼女が出場を認められなかっ た理由を考えた。それは「幼い」からだ。

 オリンピックには様々な競技がある。板に乗って空を飛ぶ競技もあれば、氷上で石を滑らせるものもある。それらは過去から未来まで永遠にオリンピック 競技なわけではない。つまり現れては消えていくのである。常に入れ替えられるという事だ。例えば夏 季オリンピックの野球?ソフトボールだ。この日本 お得意の二競技はオリンピックから消える。2012年のロンドンオリンピックから。何故か?それは人気がないからだ。周知の通り野球人口は少ない。 世界的に観て少ないのだ。野球に熱狂しているのは アメリカと日本と韓国と台湾くらいのものだ。つまり人気のないスポーツはオリンピックから消え去るのだ。人気とはテレビ放映の視聴率や観客の動員数、つまり収入で決まる。それも欧米のそれを基準としてだ。多分。

 で、フィギュアスケートだ。これは単純にスポーツではない。100メートル走とは明らかに違う。速ければ良い、技が決まれば良い、というものではない。美しく、優雅でなければならないのだ。これは ヨーロッパの貴族文化の影響下にあるのだと思う。 あのお辞儀をみてもわかる。そして「美しい?優雅である」とは、「色気」なのではないだろうか。浅田選手は確かに素晴らしい。しかし彼女を特例として認めたなら、フィギュアスケートが変わってしまう。子供が飛んだり跳ねたりするスポーツになって しまう。と考えたのではないだろうか。お偉いさんたちは。そうなったとき、フィギュアはオリンピックから消えてしまう、と。

 以前、女子バレーボールの協会の偉い人が言った。「女子はブルーマー着用が良い」「その方が人気が出る」と。それはヨーロッパから来た偉い人だった。ホントの話だぞ。