サンプラザ中野だー!

何を貼り逃したかって?お札だよ。例の「貼れば金持ちになれる」というお札である。早稲田の穴八幡神社の、である。このお札は年に一度貼り替えるのが決まりである。3回チャンスがある。冬至・大晦日・節分である。俺は節分の夜12時に貼り替えるつもりでいた。その日俺は飲みに出かけた。ちゃんと貼り替え七つ道具を用意してから出かけた。11時には店を出るから、と宣言しつつ飲んでいた。量も大して飲まなかった。そして11時過ぎには無事に店を出た。帰ってきた。12時前だった。しばらくソファーに座っていた。ぼーっとした。さて寝るか、と寝てしまった。朝目覚めて驚いた。お札を貼り忘れていた。これは加齢のなせる業なのだろうか?それともアホなのか?仕方がないのでお札に許しを請いつつ、朝貼った。これでは効き目が無いだろう。あったとしても半分だろう。あー、もったいない。これも人生か?

効き目が無いといえば男子用小便器の「露受け部」である。名称が定かではないので「露受け部」などと書く。つまり最後の数滴を受け止めるべく突き出しているあの部分である。用を足すたびに思う。足元に垂れない本物のデザインの小用便器が欲しい、と。

たいてい小便器のデザインは決まっている。白い陶器でできている。大人のみぞおちの辺りまでの高さである。両サイドからの視線を遮る役目なのだろう、便器自体の奥行きはなかなか深い。足元まである巨大なモノと、太ももの中間までのモノがある。いずれにせよ重いものだと思う。大きなものだと思う。一個いくらなのだろう?日本中に何個くらい設置されているものなのであろうか?さておきこの小便器、毎日何千万人もの日本人が使用しているはずである。製作会社も認識しているはずだ。にもかかわらず完璧ではない。更にいうなら、ほとんどデザインの進化が見られない。努力というか試行錯誤が見られないのだ。そんなものって他にあるだろうか?

去年オーストラリアに行った。レストランで驚いた。陶器の小便器が無いのである。ステンレスの板が貼ってあるのであった。みぞおちから足元までだ。横に並んでいたすのであった。覗かれても気にしないお国柄なのである。潔さと清潔感とがあった。隠したいから前に出る。しかし便器に衣服などが触れそうだからちょっと下がる。で、露が垂れてしまう。この悪循環。画期的なアイデアが出てもいい頃。イグノーベル賞は固いと思うぞ。

株価が痛いね。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/