サンプラザ中野だー!

夕べの「阪神対ヤクルト戦」(正確にはヤクルト対阪神戦)はもちろん神宮球場だった。大阪ドームで行われたのは「パブリック・ビューイング」というイベントだ。大阪ドームに集まって、巨大ビジョンで中継を楽しもう、という企画だ。サッカーのワールドカップあたりから根付いたイベントスタイルだ。もちろん有料なのだ。だが4000人もの虎ファンが集結した。俺は「六甲颪」と「WE LOVE 阪神タイガース!」を熱唱したのであった。残念ながら延長11回、サヨナラ負けを喫した。しかし広島が中日に破れたため、優勝へのマジックは3に減った。いよいよ「その日」はやってくるのだ。

しかし嵐の前の静けさとでも言おうか、俺の心は騒いでいない。不思議な静寂の中にある。その日その時その瞬間、俺の脳はいったい何を思うのであろうか?大変に楽しみである。

先週書いた「国家公務員の採用方法改革案」に、経済産業省の若き官僚「役人です!!(阪神ファン)」さんからメールをもらった。俺の提案のようなことは既に行われているのだそうだ。官僚になるには、人事院主管の国家公務員試験を受ける。そして省庁ごとに面接を受ける。面接で合格する割合は4分の1程度らしい。だから試験の成績だけで官僚になれるとは言えない、のだそうだ。もちろん国家公務員試験は成績順で合格するのだが。

彼は言う。実は優秀な人間は流出しているのだ。外資系企業など、給料体系がより柔軟な(儲かる)システムを持つところへと。つまり働いた分がしっかりと還元される場所へと、である。「国が囲い込みをしている」どころの騒ぎではないのだ、と。もうひとつ、役人は民間人になれる。起業もできる。しかし民間人が役人になるという制度がない。民間人には政策立案の機会がないということだ。その交流および流動性のなさも問題だ、と。

俺の考え方はちょっと古かったかもしれない。貴重な意見をありがとう、「役人です!!」君。これぞ官民の草の根交流だね。「民官」と書くのもありかも。
民間人が政策立案するには国会議員にならなる、という手がある。でも敷居が高すぎるもんね。これからはNGOとかが幅を利かせて、交流する時代がくるのかしら。来てほしい。

ついでにセリーグとパリーグも交流したほうが良い。交流試合のこと、ね。それから国会もパブリック・ビューイングしたらいい。議事堂での傍聴はつまらない。しゃべれないから。次の解散国会なんか、どう?人が集まると思うぞ。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/