「連勝記録」は12でストップ。6月2日の日経平均は26円安と13連騰を逃してしまいました。とはいえ、この上昇相場で1988年以来27年ぶりとなる12連騰を記録しました。筆者が学生だったころまで遡らないとなかった記録ですので、いかに今の相場が強いかということがいえます。
ただ、さすがに株価の勢いは鈍ってきており、仮に欧米や中国などのアジアが「震源地」になるような、何らかの「外的ショック」があると、一気に不安定な相場になりやすいと思われます。
特に、目先は米国の10年債利回りの動きに要注意です。一見、金利の水準だけを漠然とみていると比較的低位で落ち着いているようにもみえますが、私も含めテクニカルアナリストがチャートをみると、きっとこんなパターンから金利が上昇したケースは何度もあったなぁ~、という感じにもみえてくるのです。

日経平均の2万円達成を機に、物色の流れが大きく変わるような気がしています。成長性が高い企業に多い値がさ株相場はいったん終わりを迎え、ここから相場の波に乗るヒントは、株価が低位のバリュー株によるダイナミックな相場、これが2年程度続くことが予想されます。6月2日現在、東証1部の中で200円以下は90銘柄ほど存在します。もし、これまで値がさ株を買い続けた資金が低位株に向かえば、例えばですが、200円程度の株価が3倍ぐらいになるようなイメージです。200円以下に限っているわけではありませんが、とにかく低位株相場に備えてください。
先月、マネックス証券さま主催で開催された、5夜連続の日本株セミナーでは講師として参加させていただいた際に、低位株関連を含めた注目銘柄を紹介させていただきました。マネックス証券にお口座がある方は6/30まで視聴可能とのことですので、ぜひご参考ください。

【オンデマンドで再現】5夜連続・日本株オンラインセミナー http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2015/news1505_31.html

東野幸利
株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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