本日成立した休眠預金法。銀行に預けっぱなしで10年以上放置されている預金が毎年1000~1100億円あり、預金者から後で求められた払い戻し分を引いても毎年500~600億円のお金が銀行の収入となっていたところ、それを民間公益活動に活用出来るようにするとのこと。今後、毎年500~600億円が子どもの貧困対策や若者支援、福祉、地域活性化などに活用されるようになるそうです。

細かい所、深い所はまだ私には分かっていないので、強い確信を持っては云えませんが、普通にこの話を聞くと、いいことばかりのように聞こえます。もちろん銀行の収入・利益が減る訳ですが、そもそも得るべきではなかった収入と思われます。

因みにこの法律、議員立法とのこと。国会は立法府であり、国会議員は元来は法律を作るのが仕事ですから、何も不思議ではないのですが、実態としては官庁が作っているのがほとんどだと思われるので、何でこれに限って官庁が今まで作ってこなかったのか、その経緯は不思議ではあります。或いは政治家の方々が、自らのお手柄にしたかったのかも知れません。ま、いずれにしろいいことなので、そんな重箱の隅をつつくことはやめましょう。

今後、このお金がどのように使われていくかが重要です。我が国は本件に限らず、眠っているお金が多すぎます。もっとお金を動かす知恵を出さないといけないですね。