今日、ETFコンファレンスにパネリストとして参加するため、お昼前に銀座に近い帝国ホテルに行きました。パネルが終わるともう1時近かったので、銀座の蕎麦屋までちょっと歩いて蕎麦を食べました。うまし。平日の昼はいつも出前で蕎麦を食べているので、蕎麦屋で食べるとなんかとってもお得感があります。
蕎麦を食べてから銀座を抜けて社に帰ろうとすると、銀座の街角は中国の方々でごった返していました。本当に日本とは思えないほど、街角々々に中国人らしき集団がありました。なんでだろう?なんか中国の休日があったかな?などとその時は思って、腑に落ちなかったのですが、あとで気が付きました。お花見に来ていたのです。今年は去年の5割増し以上の中国からの観光客が、お花見に日本に来るそうです。中国でも花見の名所はあるのですが、「花見の本場は日本」というイメージが、かなり強く中国国内で広まっているようです。

しかしこうして多くの中国の人が日本に来て、日本の良さを知ってもらって、その認識を中国に持ち帰ってもらえると、それは安全保障上もいいことだと思います。江戸の花見は八代将軍吉宗が、戦国時代からの荒々しい思いをまだ持っている大名や武士の懐柔策として、王子の飛鳥山公園にソメイヨシノを植樹して、花見客用に飲食店まで作らせ、更に自ら飛鳥山の花見に赴いて、プロデュースしたイベントです。300年前の名政治家・名プロデューサーのアイデアが、現代に於いて隣国との緊張を和らげることにもし作用したら、これは中々面白いものですね!