今年は例年より早く、既に来年の手帳を買いました。毎年酉の市で熊手を買うように、私は毎年銀座伊東屋でridoと云うメーカーの手帳を買うのです。前にも書いたことがありますが、手帳に関する私の毎年は、かなり毎年です。何故なら中学2年生の頃から同じ製品を使っており、実際に手元に1980年のもの-これは高校1年生・2年生の時のものになりますが-も現存しています。1980年は青色、2015年は赤色、そして2016年は緑色を買いましたが、色が違うだけで、あとは全く同一製品です。しかしもちろん、手帳の中に書かれていることは全く違います。さて来年はどんなことが書き込まれていくことか。今から楽しみです。
私は仕事人生は試行錯誤の繰り返しです。結果として試行錯誤になったと云うよりも、かなり積極的に試行をしに行きます。しかも生まれてからの年月のうち、その60%が既に仕事人生ですから、私という人間の活動パターンのかなりの大部分が、試行錯誤だと思われます。何故だろう?小さい時から人の云うこと、特に先生や国などの体制の云うことを聞くのが嫌いで、何でも疑ってかかり、自分で考えて試してみる、と云う行動パターンが染み付いてきたのです。しかしスケジュール帳はかれこれ35年ほど、試行錯誤がほとんど皆無です。不思議なもんですね。食べるものもあまり変わりません。
インフラは安定していればイノベーションは必要ない、或いは時にマイナスに働くが、アウトプットは常にイノベーションを起こさねばならないと感じているのかなぁ。そんなことを思った雨の銀座でありました。