今日、用事があり日中外に出ていて、昼に蕎麦屋に入りました。蕎麦はほぼ毎昼食べているのですが、平日はほとんどが出前で、週末も大体立ち食い蕎麦屋なので、ちゃんとした蕎麦屋で食べることはあまりありません。今日寄ったのは大学の頃からよく行った麻布十番の某店です。
席に座ると隣のテーブルにはカップルが。昼からカップルというと、会社員では中々難しく、果たして彼らは大学生のようでした。サークルの先輩・後輩でしょうか?私よりちょっと前から食べていたようなのですが、なんか他人行儀な感じで話していたのですが、その距離感が微妙にゆらいでいて、会話の中身までは耳を傾けませんでしたが、私の左半身(彼らに近い方)が自然とそのゆらぎを感じ取っていました。
私が食べ終わる頃、それは最初から未だ10分程度しか経っていないと思うのですが、会話のやり取りの中で丁寧語の語尾が、4回の1回ほど馴れ馴れしくなり、それが1-2分なくなった(丁寧語のみ)かと思うと、1分後には3回に1回、更に1分後には2回に1回となり、間合いがダイナミックに変化していくのでした。
なるほどー。云い訳がましいですが、話の内容は聞いていません。語尾に神経を意識的に向けた訳ではありません。暇じゃありません。たった5分、10分、蕎麦を食べる間に塞げない耳を通して入ってきたのです。しかしねー、その間合いの取り方はまどろっこしいよ君。と云わずに私はその辺りで店を出てきました。
大学生の頃、ここで蕎麦を食べ、近くで氷白玉あずきをよく食べました。一人ではありません。ちょっと懐かしい昼下がりでした。