この週末は久し振りにふんどしを締めます。祭りではありません。泳ぎです。私の原点の一つでもある(と云うと原点は一つっきりではないか!と突っ込まれそうですが、本当に数少ない二、三の原点の一つ)、昭和51年夏、館山近くの海でです。私は泳ぎが得意ですとどこでも胸を張って云えるのですが(これはゼロヨンで勝ったと思うのと一緒であくまでも自己評価・自己満足ですが)、その理由はあの夏にあそこでふんどしを締めて泳ぎこんだからです。私の人付き合いのコアは中学・高校時代に出来たと思っているのですが、それは完全なるアカの他人と兄弟のように弱みをさらけ出して生きることを知ったことにあります。その原点であるふんどし@海。バブルが未だ起きる前のあの頃。上向きだった社会。今、日本は再び上向きに行こうと頑張っているところだと理解しています。ふんどしを締めて、上向き・前向きな気持ちを更に殖やしてきたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。