週末に久し振りに渋谷に行きました。日曜ですが、ビジネス・ミーティングのためです。ハチ公口から109前へ歩き、そこで待ち合わせて近くの店でミーティングをしました。ミーティングを終えてから、センター街を東急本店の方に少々移動し、そこで追加のミーティングというか一杯をしてから、私は更に少々街を歩いてみました。

あの辺りは、10代の終わりの頃、本当に入り浸っていた、毎日のように昼も夜も、或いは朝も、歩き回るというより生活していたような場所です。懐かしいあのエリア、通りの上の雰囲気は大きく変わった気もしますが、それは私が歳を取ったからで、自分もあの頃は今の雰囲気の中で歩く若者のひとりだったのかも知れません。店は随分変わりましたが、ところどころ変わっていない店もありました。

しかし何よりも印象的なのは、街の区割りは全く変わらないということです。道路自体が変わらない。昔ながらのビルもありますが、建て替えられたビルもあります。しかし道路は一緒です。区割りは全く変わらずに、その中のビルや店だけが変わっていく。そしてそこを歩く人たちは、もちろん同じ人間ではありませんが、或る意味で昔も今も同じような匂いを持った若い人間です。通りと人は変わらない。

翻って、街の区割り、道路の配置を換えてしまった街は印象が大きく変わってしまいます。そういう場所を私はいくつも知っています。やはり道と町名だけは変えないで欲しいですね。