QE2だQE3だ、世界の先進国は金融緩和のオンパレードでお金がじゃぶじゃぶ、過剰流動性が世界にあると云われます。なんでそんなことになってしまったのでしょうか?私は経済学を勉強したことがないので、あくまでもマチの金融マンの理解ですが、こう考えています。

そもそもはリーマンショック後の金融市場・経済の大失速を避けるために、緊急手段として点滴を大量に打つように流動性を供給した。その後全般的な先進国の景気後退の中で、モノを買ってくれるのは(需要があるのは)中国だけだと云うことになり、その中国の需要を自国産業が獲得するために(中国に、他国ではなく自国の産業がモノを輸出できるために)、自国通貨を安くする政策を競って取った。或る国の為替が安くなれば、中国から見たその国からの輸入品は安くなり良く売れる。ユーロ安の中で中国でドイツの車がバカ売れしてきた背景です。この自国通貨を安くする政策がお金を大量に刷ることであり、金利を下げ、大量金融緩和をすることであった。その結果大量の過剰流動性が世界に溢れた。まぁそんなことでしょう。

ところが中国経済も足踏みをしてしまい、世界経済は中々回復せず、この過剰流動性のみが世界をうごめき回る事態となってしまった。低成長下で行き場のない流動性は、仕方がないので国債を買う。蛇が尻尾を飲み込むように、国から出た流動性が国に戻ってしまい、経済のカンフル剤にならない状態が続いています。体力が落ちたのでインスタントな栄養を摂ったら太り過ぎてしまい、太ったのでずっと多くの栄養が必要な状態が続いてしまう。太っても運動をしないので体力は戻ってこない。体力がないのでエネルギー消費しないから太ってしまう。こんな状態が続いているのでしょう。この状態はすぐには治りません。運動をしないといけません。でも念仏のように唱えてみても運動はしない。

どうしたら強制的に運動させられるか?どうしたらこの過剰流動性問題を解決の方向に導き、お金が循環するのではなく必要な場所にちゃんと使われるようになるのか?この問題について、今度つぶやいてみたいと思います。