イギリスは個人的にそんなに好きな国ではありません。決して嫌いではありません。しかし観光で行きたいとか、住んでみたいとか、そういう感覚を私は持たないのです。これは単なる好みの問題です。しかし食べ物がイマイチだとか言葉が分かりにくいとか、そんなことが私の感情に影響しているかも知れません。

このイギリス。中々手強く、興味深い国であります。EUには入っていますがユーロは使っていません。結果論かも知れませんが、恐ろしく賢い選択です。テニスでも金融機関でも大富豪でも、皆最後はロンドンを目指す。そううまく造ることにより、国の相対的繁栄を維持しています。旧植民地とも大きな問題を抱えているようには聞こえてきません。帝国運営が堂に入っているのでしょう。

この帝国的気質と云うか、ちょっと高いところから世界を見回している感覚は、新聞・雑誌の名称にも表れています。経済紙はフィナンシャル・タイムズであり、一般紙はザ・タイムズ。これがアメリカになるとそれぞれウォール・ストリート・ジャーナルになりニュー・ヨーク・タイムズになります。我が国では日本経済新聞。アメリカですら冠に地域の、ローカルの名前がついているのに、イギリスでは地域の概念がありません。イギリスの経済誌はザ・エコノミスト。どーん、と来た感じです。強い。中々面白い国です。

住むとそう云う感覚をちょこっとお仲間体験させてくれるのでしょうか。それが故に人は吸い寄せられる。しかし決して本当の敷居は跨がせないんでしょうね。京都のような歴史の長い都会には共通するところがあるでしょうか。