今日、東京に戻ります(或いはこのつぶやきが外に出ている時には"戻りました")。北京は更にパワーアップした感じで、次々とブランドショップの入ったビルが建設され、その手の或る豪華ビルの横にはランボルギーニと、ブガッティとアストンマーチンのディーラーが並んで建っていて、道を挟んだ向かいにはパガーニのディーラーがあるのを見るに至って、流石に呆れ果てるというか、社会主義国家とは到底思えない様相なのでした。
中国は明らかに成長しています。その根源は、インターネットなどによる技術や思想のフラット化、即ち誰でも(欧米諸国でなくても)様々な技術や情報にアクセスできるようになったことと、経済の源である人口が多いことにあるのだと思いますが、こと中国の場合は、国境を挟んだ資本の流れが規制されているので、このようなバブル的現象が増長されるのでしょう。
つまり、国内はその成長を背景に大きなお金が生まれている。しかし国外に資本が出ていくことは基本的に規制されている。一方国外からは資本が流入してくる。これでは閉じた袋の中にどんどんモノを詰めていくような感じで、当然バブル的な現象が起きます。この国境を跨いだ資本のコントロールが、これからの中国の重要課題であることは間違いありません。
それはさておき、北京の今の様子は本当に目を見張るものがあります。ローカルの人の雰囲気も急速に変わっていくのが、見ていて面白くなります。かつての日本や日本人も同じような感じだったのでしょう。そういう世界の中で、どのようにビジネスをしていくかが、これからの私たちのチャレンジだと思います。