今朝、JAL株のマーケットが7円で開きました。活発に7円で取引されている。昨日の終値でそのまま取引が再開した訳です。そこですぐに抑えようもなく沸いてきた興味。何故JALの株は7円なのか?空売りの買い戻しがあるからとか、そういうことではなく、何故、例えば4円じゃなくて、7円なのか?

なべて金融は上がるか下がるかではなく、どれだけ上がるか下がるかが大切だと思います。或いは買うか買わないかではなく、いくら買うかが大切だと思います。即ち、定性的なことよりも、定量的なことの方が、実は重要ではないかと思うのです。"程度"が重要な問題であるとも云えるでしょう。これは分かりにくい、或いは一般的な金融やマーケットに対する認識とは違う概念かも知れません。

で、冒頭の問題に戻って、「何故7円なのか?」。当社のチーフ・ストラテジストである羽賀の答え(の一部)。株の世界では理由の分からない現象は「活況の証」と見ることもできるのではないかと。もしこれが昨年11月だったら1円カイ2円ヤリにもなり得たのではないかと。う~む。身内の言に対してなので恐縮ですが、ひとつの的を射てると思います。これが正解とは限りません。しかし"程度"を分析・捉えようとすることは、金融に於いても見過ごし勝ちになるものです。しかしそう考えると金融の世界には理論的にも正に無数の分析対象と投資機会があることになります。

あぁマーケットって楽しいですネ!