昨日で松が取れました。元々は松の内は元日から15日迄で、7日迄となったのは案外最近のことのようです。或いは関西では松の内は小正月迄、即ち15日迄で、一方江戸には伝統がなくて仕事に追われていたので松は7日に取ってしまい、今ではそれが全国的にも一般的になったとのことのようです。
この年頭の一週間、今年ほど長いと感じたことはありません。今年は発会の日も半日ではなく全日マーケットが開きましたし、しかも発会が月曜日でしたから、1月8日の段階で丸々5営業日、普段の一週間と全く同じ長さを営業し、働いたことになります。年末年始の休みも曜日の組み合わせから最短で、東証の新しいシステム・アロウヘッドへの対応もありましたから、とにかくほとんど正月休みがなく今日まで来たという感じがします。それでも52分の1週が既に終わってしまったということに、或る種の焦りを感じます。長い一週間だったけど、これを50回越えるとまた一年が終わってしまう、そんな風に思ってしまいます。貧乏性ですネ。
さて、こんなつぶやきをまとめるのに、時節にあった和歌でもあるとシメにいいのですが、どうもこの時期、即ち現代の暦上は新年だが旧暦では立春を迎えていない時期には、ぴったりの歌が見つかりません。春の歌は氷が溶け始めたり鶯が出てきたりで1月の季節感よりも「春」ですし、かといって冬の歌は、今頃になって紅白歌合戦の録画を見るような感じで雰囲気が合いません。う~む、締まりが悪い。処置不能です。明日からは三連休。休み損ねた、或いは堪能し損ねた正月休みをなるべく感じて、連休明けからまたリフレッシュして今年の2週目に臨みたいと思います。