どうも夏バテに近い感覚があるので考えてみると、やはり土用の時期でした。土用と云えば丑の日の鰻。平賀源内が考え出した、鰻屋さんの夏枯れ対策用のキャッチコピーであり、かつ、みんなの夏バテ対策です。
私の過去のつぶやきを繙(ひもと)いてみても、必ずこの時期に若干の弱音を上げています。季節の巡りと体内時計は、とても正確です。今年の土用はまだ鰻を食べていないのですが、代わりに穴子でも食べてみようかなと。 蒲焼きの如く煮て焼いて供ダレするもヨシ、鱧のような湯引きで梅肉付けるもヨシ、そして日干しを焼くもヨシ。今頃の穴子は、幾通りにも楽しめる美味しいお魚です。お酒を控えて穴子でも食べていれば、夏バテなど関係ないのでしょうが、お魚も美味しいし喉が渇くのでお酒が進みがちになります。 先ずは水を先制攻撃で多く飲んで、夏バテを乗り切りたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。