物事、どこから見るかで、何事も随分違うものです。今朝、アメリカからの投資家と朝食ミーティングをしました。彼らは東京に一週間以上いて、今日が最後の日でした。以前から良く知っている人達で、割と頻繁に何度も会っているのですが、会う度に、色々な「視点」があることに気付かされます。日本最終日と云うことで、「今回の旅で、日本のことはどう思った?」と聞いてみました。すると曰く。「金融機関が潰れる心配がない。不動産価格が暴落する心配がない。ガソリン価格上昇の影響も極めて深刻な問題のようでない。」更に続けて曰く。「ところがアメリカに帰れば、これら3つのことは本当に深刻な問題で、毎日みんなが心配していることだよ。これは少なくともアメリカから来た人間から見れば、日本はとっても安心でポジティブに見えるよ。」

なるほど!云われてみればその通りです。以前にも書いたことがありますが、違う視点を知ることは、とても重要で、且つ価値のあることだと思います。違う視点を持つ人と会い、話を聞き、その視点を理解すること。更に上達すれば、人と会わなくても、違う視点を想像できるようになること。簡単には実現できませんが、そう云う努力はしていきたいと思います。