今年初めてのニューヨークに来ました。年初から北京など、海外出張は既に何回もありましたが、ニューヨークは今回が初めてです。この街は、ダントツに最も訪問回数の多い街であり、また自分のホームタウン以外に、滞在した(住んだ)日数もダントツに最も長い街です。

ニューヨークの定宿に着き、部屋に入って荷物を降ろした時、なんか急に身体が軽くなった気がして、思わず「アイム・バック」と軽く口にし、小さく拳を握ってしまいました。この感覚は、毎回ニューヨークに来る度に感じるものです。社会人としての全てのキャリアの礎を築いた街だからでしょうか?しかしそれとは何処かが微妙に違う気がして、なんだろう、と考えていたのですが、ようやく腑に落ちる答えが見つかりました。ニューヨークは、私にとって、第二の故郷なのです。社会人としてのキャリア形成だけでなく、或る意味で青春時代を過ごした街であり、公私に拘わらず、様々な葛藤や感動・思いを、この街の中で経験してきました。

そんな街ニューヨークは、今回も活気に溢れ、且つ私にとっては優しい街です。サブプライム問題も何処吹く風、何故ならニューヨークの不動産は全て謂わば”スーパー”プライムですから、サブプライムの影響はありません。金融業界の人間が数千人解雇されたようですが、元々高給取りで裕福だった人達ですし、街の規模から云っても、大した比率ではないのでしょう。
人の数、歩く速さ、顔、街の音、臭い、雰囲気。全ての表情が、元気さを全く失っていません。凄い街だとつくづく思います。

色々な意味で、第二の故郷で数日間、再充電したいと思います。