昨日オフィスから虹が見えました。もしかしたら、このオフィスから見る初めての虹かも知れません。夕暮れ前の東の空に、太くて短い虹が、うっすらと現れていました。虹はもっと頻繁に現れているのでしょうが、虹が見える角度は限られているので、主にオフィスの中に居る私は、中々お目に掛かることがないのでしょう。

虹と云えば私は、所謂「ダブル・レインボウ」を二回見たことがあります。一度は大学生の時。早朝の東名高速、関ヶ原の近くで、西の空高く、くっきりと、完璧なダブル・レインボウを拝んだことがあります。もう一回は7年ほど前。東の空だったのであれは夕暮れ時に違いありません。前回とは違うコントラストの低いぼやっとしたダブル・レインボウを、これは隅田川の上に見ました。虹は単純な自然現象ですが、素敵で幻想的な光景です。

小さい頃はしょっちゅう虹を見ていましたが、ただ単に綺麗だなと思うだけでした。最近はたまに虹を見ると、「虹の彼方に」のメロディと歌詞が、頭の中を駆け、ノスタルジックで柔らかな気持ちになります。
Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby ♪
オズは、子供には必要のない日常で、大人にとっての憧れの懐かしい場所なのでしょうか。