私は耳栓の愛用者です。いつもカバンの中には1セット入っていて、飛行機とか新幹線に乗るとそれを着けます。使い始めた頃は装着時に違和感がありましたが、すぐに慣れました。当初は人に声を掛けられると慌てて外したりもしましたが、慣れると着けっぱなしでも人の声はちゃんと識別できるようになります。また、やはり当初は自分の発生する声の大小の調整が良く分からず、大き過ぎる声を発したりもしましたが、これも慣れると普通の声を出せるようになります。要は人は「慣れる」動物である訳です。耳栓は飛行機の機内で貰うことが出来ることが多いのですが、最近の某日系キャリアのものはサイズが大き過ぎて困っていました。そこでネットで検索して各種耳栓を比べて、「これぞ」と思われるものをネット上で買ってみました。これが最高でした。柔らかく、装着感も良く、かつ遮音性能に優れています。
この耳栓を着けて、日曜日に大阪に向けて発ちました。大阪で開いた「お客様感謝Day」に参加するためで、行きはボーイング777に乗りました。いざ離陸。静かに滑走路を走り出します。しかしどうもエンジンの調子が悪いのか、加速感が普段よりも低く、心配になりました。やばい!と、思いきや、すうっと軽やかに離陸しました。な〜るほど。耳栓の性能が今までのものと違うので、低騒音に意識が慣れておらず、却ってパワー不足に感じただけのようでした。人は慣れる動物であると同時に、五感で感じた様々な情報を総合して、その時々の状況を判断していると云うことでしょう。帰りは京都にちょっと用事があったので新幹線で帰京したのですが、これも耳栓効果抜群で、いつになく爆睡をしてしまいました。しかしいずれまたこの耳栓性能に慣れてしまうことでしょう。
大阪での感謝Dayは満員御礼でとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。もっともっとお客様に触れて、御要望を肌で感じ、しっかりと御期待に応えられるように努力していきたいと思います。大阪の皆様、御来場誠にありがとうございました。