秋篠宮家に男子が誕生されました。謹んでお祝い申し上げます。41年ぶりの皇位継承者の誕生とのことですから、或る環境下では男の子は生まれにくいものなのでしょうか。私が嘗て居た外資系証券会社などでは何故か女の子ばかり生まれたものでしたが、環境と生まれてくる子供の性には関係があるのかも知れません。それはさておき、今日は福井の話をしたいと思います。
先ほど福井県に着きました。小さい頃に米原経由で母の故郷である高岡まで行ったことがある筈なので、列車で通過したことはあっても、福井の土を踏むのはこれが生まれて初めてだと思います。福井と云えば越前福井藩。元々家康の次男である結城秀康が初代藩主で、御三家よりも大きい68万石で始まった国です。因みに当社の入っているPCP丸の内ビルのある場所は、この結城秀康の子孫である美作津山藩主・松平三河守の上屋敷跡であり、ちょっとした縁があります。
越前福井藩はその後徐々に石高を減らしていき、幕末は32万石、水戸藩の35万石よりも下げられた、中々複雑な歴史を持つ藩です。京都に近いようで、更に遠い加賀金沢に「小京都」の呼び名を取られ、どこか印象のインパクトに欠ける部分があります。私が生まれ育った埼玉県浦和市と云うのも似たような所で、都に対するベッドタウン的な色彩が強いのかも知れません。明日も福井に居るので、五感を澄まして、土地柄を感じ取りたいと思います。ひとつ浦和とは大きく違うことが明らかなのは、食べ物が美味しいことでしょう。お米、お米から出来るお酒、魚。取り敢えず今晩は、その辺りから越前探検をしたいと思います。