最近(少なくとも東京では)フリー・ペーパーが流行っています。次から次に新しいものが増えてきています。当社内にも、社員がもらってくるフリー・ペーパーが多数置かれています。因みにここで言うフリー・ペーパーは、週刊誌もしくは月刊誌です。いい紙を使っていて、印刷も綺麗で、内容もかつてのフリー・ペーパーの様にタウン情報に限らず、政治なども含めた多岐なトピックにまたがっています。

しかし「何のために」発行されているのかは、今一つ(私には)明かではありません。単体で儲けるのはそう簡単ではないでしょうし、ジャーナリズムかと言うと、その発行母体を考えると、そうではないと推測されます。しかし私が一番興味があるのは、いつフリー・ペーパー新聞が出回るかです。ヨーロッパでは、キオスク等でピックアップ出来るタブロイド判フリー・ペーパー新聞は、ジャーナリズムの大きなひとつの流れです。しかし日本に於いては、フリー・ペーパー新聞を置くならば自社の新聞は配給しないという圧力がキオスクに対してあったとも言われ(真偽は定かではありませんが)、今のところ実現していません。

フリー・ペーパー雑誌の興隆の次に、よりリベラルな形でのフリー・ペーパー新聞が出現することを待ち望みたいと思います。