今年は一昨日の8月7日が立秋でした。立秋と云うと、
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」 (古今集 藤原敏行)
が有名ですが、流石に未だそこまでは季節は移ろっていないように思われます。しかし政局を含めた我が国を取り巻く環境は大きく変化しています。
「誰が秋に あらぬものゆゑ 女郎花 なぞ色にいでて まだき移ろふ」 (古今集 紀貫之)
−誰の秋でもない、皆に等しく来た秋なのだから、女郎花よ(女郎花だけが”飽き”られた訳でもないのに)、なぜ顔色に表して色が褪せていくのか−
風の音にはビックリしませんが、色々な先生方の顔色にはビックリさせられます。誰に秋が来るのか。これからの1ヶ月間は、テレビや紙面に季節の移ろいを感じることが出来そうですネ。