先週14日に、金融庁からPTS(マネックスナイター)の変更申請認可を受け、マネックスナイターがパワーアップすることについてつぶやきで書きました。マネックスナイターを4年半前に開始した時、「終値一本で動きません」「個人投資家だけが参加できます」という仕組みが、シンプルではありますが中々理解して頂けませんでした。今ではその透明性と個人投資家保護の視点が広く浸透し、多くの方から御支持を頂いていると感じています。
今回の「特別売買」の開始は、終値一本に例外が出来、かつ機関投資家も参加するものなので、マネックスナイターの良さが損なわれるのではないかと心配された方もいらっしゃるかも知れません。しかしそれは心配御無用です。
特別売買についてもう少し詳しく説明すると、特定の銘柄について適格機関投資家(これは当初は証券会社を想定しています)に売買ニーズがある場合、取引所終値等の上下7%の範囲内でマネックス・ビーンズが価格を決定し、適格機関投資家に売却ニーズがある場合は、当該投資家から取引所当日終値よりも安い価格で売却注文を受付けます。購入ニーズがある場合は逆に価格は終値等よりも高くなります。適格機関投資家からはナイター開始時に注文を受付け、ナイター終了時刻までキャンセルは受付けません。要は個人投資家の立場から見ると、従来の終値一本よりも妙味がある”板”が提示され、しかもそれは全て(価格と株数)見えており、途中で引っ込められることはないということです。勿論今後、実際に運用していく中で、或る程度の変更をしていくかも知れません。しかしどのような場合でも、私たちは個人投資家の立場に立ってサービスを考え、フェアな資本市場の発展の為に貢献していきたいと思っています。
またマネックスナイター特別売買は、いずれはストップ高・安が続いた銘柄の取引価格を、より実勢に近い価格に寄せることにも対応していきたいと考えています。サービスの開始は8月中を予定しています。これからも革新的なサービスを展開していくマネックス・ビーンズにどうぞ御期待下さい。