まだ中国にいます。中国の規模と歴史を鑑みるに、数日での感想はあまりにも早計だとは思いますが、それでもやはり感ずることがあります。建物の造り・・・ホテル・オフィスビル・会議場に限らず、民家(とは言ってもかなり裕福な方の家ではありますが)の造りも、或る国にそれに似ています。その大きさ、仕上がりのちょっと雑な所、石と木の割合・・・、何処かアメリカに似ているのです。「大きい」国だからこうなるのでしょうか?密接した作りのヨーロッパとも、緻密な作りの日本とも、明らかな違いがあります。

昨日は中国と近い国として日本を挙げましたが、もしかしたらそれは嘗ての話であり、今ではアメリカの影響を大きく受けているのかも知れません。恐るべし、アメリカ。アメリカ流の会計監査も、凄い勢いで中国に広がっています。流石の商売上手の中国人も、アメリカだけにはまんまと商売のネタにされているということでしょうか。

当地では様々なコンフェランスが開かれているのですが、金融の世界ではやはり日本はアメリカ勢に完全に圧倒されています。中国という鏡を通して見る各国の競争も、また興味深いものです。