土曜の晩にうなぎを食べたら、喉というか舌の付け根の辺りに骨が刺さりました。通常はご飯をあまり噛まないでゴクンと呑むと取れたりしますが、いくら頑張って呑み込んでも骨は取れません。今迄に何回かこのような事態になったことがあり、いつも箸を使って自分で取っていたのですが、今回ばかりはどうしても自分では見つけられませんでした。

大学生の時にコンパで鶏の唐揚げを食べている時に間違って鶏の骨を飲み込んでしまい、酔っていた所為もありコンパの間は放っておき、あとから抜いたら、酷い高熱を出したことがあります。そんな苦い思い出があったので、あの手この手で口の中を照らし、人にも見てもらったのですが、どうしても見つけられませんでした。「実は既に抜けていて、痛い感覚だけが残っているのではないか」とか、「残っていても人体の自然な作用によって、いずれ小骨は排出されるのではないか」とか、「いやいやこれは急いで抜かないと化膿して大変なことになる」とか、諸説が私の頭の中で去来しました。

結局その晩は、舌を動かしたり唾を呑む度に喉が痛んで中々寝付けず、寝ても医者に行って口を開けて診察を受けている夢を延々と見て極めて浅い眠りとなり、日曜の朝は疲弊した状態で起きました。早速近所の耳鼻咽喉科の休日当番医に電話しました。「うなぎの骨が喉に刺さり・・・」。電話口のお医者さんは笑いながら、「どうぞ来て下さい」とのこと。果たして診察台に座ると、先生はライトを付けて口の中を覗き込むこと30秒。悩んだ揚げ句、「これかな〜?」と言って、長目のピンセットを口の奥へと忍ばせていきました。
すぅ〜っ。一瞬のうちに、煩わしい感覚が霧消しました。1.5センチほどの細い骨が、口内の表面に並行して刺さってその殆どが埋もれており、頭がちょっとだけ飛び出していたのです。ストレスの取れた私は、それから昼寝をし直しました。

晩にはフジテレビの出演があり、7時過ぎにテレビ局に行きました。具だくさんのお弁当(幕の内弁当のようなもの)を用意してくれているのですが、毎回時間ギリギリに行くのでゆっくり食べることが出来ません。しかし昨日だけは早目に着いたので、「今日はゆっくりと食べられる」と楽しみにしておりました。ところが用意されたお弁当を見るとやけに細長くて小さいのです。「あれ?」。包んでいる紙を向いていると、それは「穴子鮨」でした。。。

生まれて初めて、逡巡しながら食べた鮨となりました。幸い熱も出ず、穴子鮨も無事食べられました。どうでもいい話で失礼致しました。

追伸:本日、MBHは平成17年3月期の決算発表を行いました。詳しくは、 http://www.monexbeans.net を御覧下さい。
(「喉に骨」と決算発表には、一切の関係はございません。)