一味違う高級喫茶店、「談話室滝沢」が閉店するそうです。なんとも寂しい限りです。セルフ・サービス系に押されて、チェーン店・非チェーン店にかかわらず、伝統的喫茶店は中々苦戦を強いられているのでしょう。

学生の頃、私は高くて滝沢には行けませんでしたが、喫茶店には色々とお世話になりました。何をお世話になったかと思い返すと、ロクにお金も払わず長っ尻できる喫茶店にたむろしていた訳です。最もお世話になったのは高校の脇にあったSという店ですが、チェーン店ではやはりルノワールにお世話になり・・・というか迷惑を掛けました。

数人で行き席に着く。ガラナ(或いはコーヒー等)を一杯頼む。飲み終わっても延々と水を飲み続ける。ウェイトレスさんは嫌な顔ひとつせず何度も何度も水を注いでくれるのですが、2〜3時間居ると最後に昆布茶を持ってきてくれます。これでゲーム・オーバー。「昆布茶を飲んだら帰らなければいけない」という不文律があり、私たちは退散するのでした。

そんな思い出のある喫茶店ですが、こんな客ばかりだとやはり困りますよねぇ・・・。懐かしくもあり、反省も促される、そんなニュースでした。