明日は当社の株主総会です。一般の株主の方をお呼びしてのマネックス証券の株主総会は、明日が最後になるでしょう。MBH(マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社)の設立が明日の総会で承認されると、今後はMBHがマネックス証券の一人株主となり、一般の株主をお招きしての総会はMBHが開くことになります。
株主総会は、毎回緊張します。上場以来、日比谷公会堂、もしくは日本青年館で、土曜日に催してきました。これはなるべく大勢の株主の方に来て頂いて、公開企業として広く牽制を受けるべきだという私たちの考えに基づいています。株主総会は、民主主義国家に於ける国会に相当する最高意思決定機関です。その株主総会の直前には、何故か毎年色々なことが起きます。今年もまた同様です。昨日、当社が利用している汎用システムに障害が起き、一部のお客様に御迷惑をお掛けしました。本日、金融庁より、本人確認法に基づいて是正命令を受けました。これらのことについては、既に当社のホームページ上に記載されておりますが、明日の株主総会及び株主懇談会に於いても御意見を賜り、御説明をしたいと考えています。
明日の株主懇談会資料も本夕、東証TDネット及び当社のホームページに載せました。多くの株主の方の来場をお待ちしております。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。