どうも最近の天候は訳が分かりません。異常に暖かくなったかと思うと、急に寒くなる。今日も朝はやたら暖かかったのですが、そのつもりで先程襟巻きもコートも持たないで、1キロ程先にある顧客企業とのミーティングに歩いて往復したら、体中が冷えて手もかじかんでしまいました。三寒四温のような天候の推移は珍しいことではありませんが、今年は一つ例年と違う気がします。週末、あれほど暖かかったにも拘わらず、沈丁花の香りがしなかったのです。街角を注意深く見ると、既に蕾がほつれている沈丁花もありました。しかし鼻に神経を集中して、すぅーっと息を吸っても、例の香りがしてきません。全体の「春感」はとても高いのに、沈丁花の香りがしなくて、妙にちぐはぐな気がしました。代わりに街に漂っていた香りは梅の香りです。今年ほど梅の香りを強く感じた記憶はありません。丁度花が咲く頃に、気温が上昇したからでしょう。恐らく、気温の上下−行き過ぎたり後戻りしたり−は気紛れで起きても、植物の香りのする順番は変わらないのでしょう。春はやはり、沈丁花の香りが街を過ぎてからですね。