吉野家の牛丼が、遂に明日一杯で(一部店舗を除き)姿を消します。中学生の頃からお世話になった牛丼。私はいつも「並と卵」と言いながら、ガラスケースに手を伸ばしてお新香を取っていました。「つゆだく」や「ねぎだく」もイケますが、頼むのがちょっと恥ずかしくて、結局いつも「並と卵&お新香を食べる」、でした。先週の金曜日、夜遅くまで何も食べずに会社で仕事をしていました。八重洲口の吉野家にはよく行くのですが、最近は夜10時には閉まってしまうそうです。このように遅くまで食べ損ねた日は、大体いつも吉野家でサクッと食べたのですが、もうそれもできません。諦めて家路に就いたのですが、地元の駅前の吉野家はまだ開いていました。「カレー丼かな、マーボー丼かな。いずれにしろ一度食べてみよう。」と思って入ったのですが、隣の人が牛丼を食べています。あぁ、なんとウレシかったことか。当然並と卵とお新香を食べました。9日、10日は「キュー・トォー」で牛丼の日です。そんな日に、そんな日を最後に11日から牛丼販売を停止しますと発表した安部社長は、きっとこよなく牛丼を愛しているのでしょう。駈け込み需要から1月の牛丼販売は好調だったようです。私のように、一緒に頑張る気持ち、応援する気持ちで牛丼以外の丼を食べる人もいるでしょう。そして、いつの日か牛丼が復活する日には、また大勢が牛丼を食べに行くでしょう。そんなことからか、吉野家の株価はさほど売られていません。見捨てたものではありません、このマーケット。吉野家さんと、ゼンショーさん(すき家)と、なか卯さんと、そしてまだ販売を続けている松屋さんと(上場牛丼4社)、そして全国の牛丼ファンにエールを送りたいと思います。