風邪菌が蔓延しています。以前にも書いたことがありますが、私の鼻は敏感で、ミーティング・ルームに風邪をひいている人がいると、すぐに移ります。5分もしないうちから鼻の奥が熱を持って腫れてきて、イヤ〜な感じになるのが分かります。1時間も一緒にいると、鼻の奥からノド辺りはもう完全に風邪モードになります。そう言う時はミーティングが終わり次第お手洗いに行って、鼻を水で何度も洗い流します。一旦は却って腫れっぽくなるのですが、3分もするとスッキリしてきて、大事を免れます。ところが先日新幹線で、かなり厳しい状況に追い込まれました。名古屋で座った時に隣は空いていたように思えたのですが、お手洗いに行かれていたらしく、ちょっとして戻られて来た方はマスクをし、車中でもマフラーをしっかりとされてました。車掌さんに聞いても列車はほぼ満員で、隣が空いている席はないと言います。パソコンで仕事もしたいので、デッキに立つ訳にもいきません。隣の方はじっと目を瞑っていたので、最初は濡れナプキンで鼻を押さえながらキー・ボードを叩いていたのですが、左右の手を何度も変えて極めて不便ですし、それでも徐々に鼻の奥が腫れた感じになってきました。そこで思いついたのが、濡れナプキンを小さく切って丸めて、外から見えないように鼻の穴両方に詰めて塞いでみることです。背に腹は替えられず思い切って実行してみると、若干息が辛かったですが、作戦大成功。何とか風邪をひかずに済みました。風邪をひかないための、鼻の穴塞ぎマスクなんて発売されないでしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。