あけましておめでとうございます。
さて、今年はどういう年になるでしょう。イラク問題や年金問題など、様々な問題が立ちはだかっています。しかし私が新春に当たってもっとも強く思うのは、「マネックスにとって、今年をどういう年にするか」ということです。マネックスを創業してから、そろそろ5年が経とうとしています。最初の4年間は、理念を貫きながらインフラや組織といったプラットフォームを創るために、恥ずかしながら赤字という結果に終わりました。
5年目の上半期にしてようやく黒字化を達成し、商品・サービス構成も人的組織も、やっとそれなりの形になってきました。私たちマネックスにとっては、今、ようやく、スタートラインに立ったと考えています。今年こそ、本来の状態で立ち位置を取り、「お客様に対して証券会社として何が出来るのか」を真剣に見つめ直し、全てのお客様にとってより満足のいくように、そして資本市場にとってより貢献出来るように、社員一丸となって邁進して参ります。申年は市場が活発になると言います。お客様にとって、資本市場にとって、そしてマネックスにとって飛躍の年となるべく努力して参りますので、本年も何卒御愛顧、叱咤・激励のほど、宜しくお願い申し上げます。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。