昼食は1年中、ビジネス・ランチ以外は99%会社で出前のソバなどを取りデスクで食べます。しかし今日は本当に久し振りに、ふらっと外に出ました。その時に京橋のINAXギャラリーを数分だけ覗いてみました。「漂流物展」という、海辺に辿り着いたモノを展示する風変わりな展示でした。
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ・・・」は、柳田国男が伊良湖岬で椰子の実を見つけて感動した話を聞いた島崎藤村が書いた詩ですが、椰子の実あり、流木あり、ライターや、アメリカからの手紙あり、妙な感じで、興味深いものでした。なんと漂流物学会なる集まりもあるそうです。
ダウンタウンブギウギバンドに「知らず知らずのうちに」といういい曲がありますが、人間も或る意味で漂流物のようなものかも知れないと考えると、中々趣深いですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。