昼食は1年中、ビジネス・ランチ以外は99%会社で出前のソバなどを取りデスクで食べます。しかし今日は本当に久し振りに、ふらっと外に出ました。その時に京橋のINAXギャラリーを数分だけ覗いてみました。「漂流物展」という、海辺に辿り着いたモノを展示する風変わりな展示でした。
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ・・・」は、柳田国男が伊良湖岬で椰子の実を見つけて感動した話を聞いた島崎藤村が書いた詩ですが、椰子の実あり、流木あり、ライターや、アメリカからの手紙あり、妙な感じで、興味深いものでした。なんと漂流物学会なる集まりもあるそうです。
ダウンタウンブギウギバンドに「知らず知らずのうちに」といういい曲がありますが、人間も或る意味で漂流物のようなものかも知れないと考えると、中々趣深いですね。