昨日、イタリア軍の飛行場で、シューマッハ運転するところのフェラーリF1と、イタリア軍の戦闘機が競争をしたそうです。600メートル・レースではフェラーリの勝ち、900メートル、1200メートル競走では戦闘機が勝ったそうです。
何ともイタリア人でないと考えつかないようなイベントです。停止状態から時速100キロまで加速するのがスーパーカーで6秒程度ですから、F1だと3秒程度でしょうか。「速さ=加速度x時間」ですから、この場合のF1の加速度は9.3。凡そ1Gです。これは中々速い。しかし9秒も走ると時速は300キロに達する計算ですから、その辺りで頭打ちになるでしょう。
その時点での走行距離が、9.3x9x9÷2=377メートル。そこまでに戦闘機を引き離していても、そこから一気に差を縮められて、やがて抜き去られるのでしょう。いや〜、見たかった。ところで、飛行機の加速度についていつも疑問に思っていることがあります。ジェット旅客機と戦闘機ではかなりの差があるでしょうが、そうは言ってもマッハ1ぐらいまで出る訳ですからそれなりの加速度だと思われます。しかも離陸時は斜めに上がっていくので、重力加速度も加わってかなりの加速度を感じる筈なのですが、それほど感じません。小さな乗用車で加速する方が、グゥーっと加速感があったりします。これは身体と一緒に加速していく物体の大きさの違いから来る錯覚なのでしょうか?いつかゆっくり考えたいと思います。