昨日は個人の趣味によって統制が取られている美術館が好きであるとつぶやきましたが、逆に自分に関しては、お気に入りのコレクションを他人に見られるのは恥ずかしいことだと思っています。
これは対象物にも依るのですが、レコード(CD)のコレクションはそれほど恥ずかしいとは感じません。しかし例えば本棚となると、他人に見られるのにはかなり抵抗があります。何に興味があるか、何に悩んでいる、もしくは悩んだか、どういう考え方をしているか、などが全て見透かされてしまうと思うからです。自分の弱い部分が特に浮き彫りになるような気がします。ブラウザーの「お気に入り」も同様で、とても他人に見せられるものではありません。情報を得るトリックがばれるのはまだしも、密かな興味なども全て白日の下に曝されてしまうので、ストリーキングのような恥ずかしさがあります。美術品や音楽は「趣味」ですが、本やウェブ・ページはもっと生々しく生活に密着しているからでしょうか。