太陽は夏と冬で高さが違うのは知ってますが、さて月はどうでしょうか?私の個人的なイメージというか、印象的な月の記憶は、明け方に西の低い空に出る夏の三日月、割りと夜遅くに南の空に上がっていく仲秋の名月、そして夕方に東の空に高くキレイに上がる冬の半月です。実際には月は27日周期で地球の周りを一周しているので、1ヶ月の中で高くなったり低くなったりし、しかも季節によって高い月の形や低い月の形が違うようです。例えば満月は、冬は高く、夏は低いようです。こんがらがりますね。このように同じ形の月や、季節によって、高低の(単純な)法則性がないので、一般に月の高さは意識されていないのでしょう。前述した私の中の冬の月のイメージは、夕方外で遊んでいる時の記憶です。東の空が広い、お気に入りのスポットがありました。日は暮れかけ、空気も澄んでいて、月がやけにくっきりと高く見えて、「早く帰らないと叱られる」という心理が、克明に記憶させているのでしょう。先程オフィスの外で見た月も、そんな月でした。