年に2コマ教えている一橋大学での授業が今日ありました。この3年間、毎年行っていたのですが、今日の授業で当面オシマイになりそうです。他の大学でも、先生に頼まれて臨時で教壇に立ったことはありますが、一橋大学は正式な講師でした。しかしこの3年間で1.5時間を6コマ、計9時間も正式な授業したことになります。私が大学生の時は無軌道な若者で、自主留年したので専門課程に3年間居たのですが、出席した本授業は全部でたったの2時間でした。聞いた時間よりも喋った時間の方が4.5倍もあるかと思うと、我ながら呆れます。一橋大学での授業は、藤巻健史さんに頼まれて一緒にクラスを受け持っているのですが、旧キャンパスでは一番広い教室が、毎回ほぼ満席になります。しかもいつもほぼ全員が真面目に授業を聞いています。今日は珍しく時たまちょっとお喋りをする学生が2人ほど居ました。注意をしようかなと思ったのですが、私の学生時代に比べれば頭が上がらないと考え、そのまま授業を続けました。幸いお喋りはすぐに止みました。これからも教えることは出来ても、大学生として授業を聞くことはもうないでしょう。ちょっと反省致しました。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。