変な話ですが、私は新陳代謝の極めていい人間です。前にも一度書いたことがありますが、友人などと夜出掛けて、イッパイ食べて、イッパイ飲むと、翌朝は却って体重が減っています。大酒を飲むと、これは少々汚い話で恐縮ですが、翌朝耳垢がイッパイ取れます。風邪を引くと誰でも具合が悪くなりますが、私の場合は風邪菌自体による体調の悪化よりも、風邪薬を飲んで身体にある種の麻酔が掛かり、代謝が鈍くなることの悪影響の方が強いようです。風邪を引くと体重が増え、それに連れて具合が悪くなるのです。薬を飲むのを止めると体重が減って、体調が回復してきます。一般的な風邪と体重の関係とは逆のような気がしますが、代謝によって体重が変わるというのは、食べる量によって体重が変わるのと、理屈では同じことの筈です。
ストレスは代謝を悪くする気がするので、或る意味でストレスが低いのかも知れません。いずれにしろこれからも代謝に気を付けていきたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。