金融庁のHPは http://www.fsa.go.jp ですが、一番上の方に『金融学習副教材「わたしたちの生活と金融の働き」を掲載しました。』とあります。昨日からのようです。
直接のURLは http://www.fsa.go.jp/fukukyouzai/index.html になりますが、これが中々の力作です。中学生向けの入門編と、高校生向けの基礎編があり、経済とお金、銀行や日銀の役割、証券市場、投資、年金等々について、猫、犬、A君、Bさん、カレーライスありで、分かり易く解説しています。
入門編の中での利率の説明の後には、「銀行などの金融機関や自動車の販売店、あるいは、自宅に配達されている折り込み広告などを参考にして、それぞれの利率や金額を調べてみましょう。」なんていうのもあります。
こういうチャレンジは大変いいことだと思います。もっと拡がるといい。皆さんも是非読んでみて、気が付いたことや、新しいネタは金融庁に伝えてみたらどうでしょうか。子供や学校の先生に教えて上げるのもいいかも知れません。草の根からの投資教育を進めることは、今後の日本を考えていく上で、とても重要なことだと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。