先日、久し振りに築地市場に行きました。早朝のテレビの後、スタッフの方々と朝御飯を食べに行ったのです。一仕事した後でも、築地には6時半頃には着きました。市場はやはり活気に溢れ、見ているだけでもウキウキしてしまいます。場内は仕事をする男達の、プロフェッショナルな凛とした雰囲気が漂い、場外はそれとは違った、より一般の人々の生活に近い暖かさというか心地良さがあり、いずれも素晴らしい空間だと思います。
場内でウニいくら丼を食べ、その後場外で軽く寿司を食べました。築地市場は英語ではツキジ・マーケット。株式市場と同じ、正真正銘のマーケットです。築地に行くといつも思うのですが、あそこにマーケットのあるべき姿の原型があります。プロとプロが食材の評価をし合い、そこに歴然としたヒエラルキーが形成され、それが更により良い食材が流入する動機になります。そしてプロの付けた値段の近い水準に、一般人も参加することが出来る。場内は業務用の運送機というか台車のような小さな自動車が動き回っていますが、一般の人も皆自己責任で自らの安全を守っています。
株式市場も、築地に負けないような活気と透明性に溢れたオープンな市場になっていかなければいけません。『そうではない』とは言いませんが、築地には学ぶべき事が多くあります。こんなことを書いていたらまた行きたくなってきました。株式市場も明日は活況でしょうか?