どんなものにも行き過ぎはあります。最近でそう思ったのは携帯電話です。データ通信がどんどん速くなる、機能は満載、写真が撮れる、音楽が聴ける、更にはビデオが撮れる。しかし同時に重くなっていきます。機能・性能の増強と引き替えに、どこまで軽さを諦められるか。そんなせめぎ合いがあって然るべきですが、ドコモショップに行って現行モデルのカタログを見てびっくりしました。カメラの付いてないモデルが殆どない。折り畳み式でないものが基本的に1機しかない。殆どの機種が一時は70グラム程度を標榜していたのに、今では殆どの機種が100グラム以上です。ちょっとこれは行き過ぎではないでしょうか?或いはこれもファッションの変遷と一緒で、新たな需要を次から次に創っていく為に、焼き畑農業のように、或る供給を綺麗サッパリ一旦止めて、またいずれ供給開始するという作戦なのでしょうか。私の場合は、分かっているつもりなのですが、電機メーカーのこの作戦には常に相当高い確率で嵌ってしまいます。まぁそれが心地いいのですが・・・。